階段を上がって、正面に、実はこの家のご主人の書斎があります。そこに、扉に見えない扉、「隠し扉」をおつくりいたしました。一見アクセントウォールに見える木製のパネル・・・。果たしてその実態は・・・はい、ご主人の秘密の部屋への入り口なのです！
いろいろな種類の無垢の木をパネルにランダムに貼り付けたデザインは、ご主人のアイデアから・・・。取っ手の部分がどこかわからくなるように、取っ手になるブロックと同じ形のブロックを何個か貼り付けて、カモフラージュしています。
お部屋の中から見てみましょう。お部屋のドアには通常ドア用の丁番をおつけするのですが、今回は、金具が見えてはドアだとわかってしまう・・・ということで、家具に使用するアウトセット用のスライド丁番（重量扉用）を使用しています。内側からは金具が見えていますが、外側からは金具は見えない仕様になっています。
ご主人から「扉に見えない扉」をつくりたいというご依頼があったとき、スタッフも職人もびっくり、そんなことできるだろうか・・・と悩みました。扉に見えない扉のデザインってどんなデザインなんだろう・・・。丁番が表側から見えないこと、ドアノブがないこと、壁の一部に見える事・・・打ち合わせを重ね、なんとか形にすることができました！納品が2階だったため、ベランダから吊り上げるという荒行を乗り越え、無事設置できた時はほっとしました。Ｈ様この度は本当にありがとうございました！
