無垢のオイル仕上げの家具はメンテナンスをしながら永くお使いいただくことができるのが特徴です。小さなキズや汚れはいつしか風合いとなってステキな家具になっていきます。
でも時には小さなお子様が落書きをしてしまったり、何かにぶつけて凹みキズができてしまったり・・・。
そんなときは怒らず悲しまず、メンテナンスをしてみましょう。
ご家庭でもできる簡単なメンテナンスなのでぜひチャレンジしてみてください。

シミ、汚れが
気になって
きた!

オイル仕上げの家具はとってもデリケート。
水滴のついたコップや、金属の缶等を長時間放置してしまうとシミになってしまいます。できればコースタ等を使いましょう。
普段はきれいなタオル等での乾拭きがおすすめですが、汚れがひどく、濡れタオル等を使用するときは、必ず固く絞ってから使ってください。
拭くときは木目にそって・・・。優しく拭いてあげましょう。
乾燥する季節などは、無垢材にヒビが入ることもありますので、加湿器があるといいですね。無垢材にも人にもとても優しい空間になります。

毎日大切に使っていても、どうしても、シミや汚れはつきものです。そんな時、シミや汚れの落とし方さえ知っていれば、いつも心穏やかにお使いいただくことができますよ!

用意するもの

  • スチールウールまたは
    メラミンスポンジ

    スチールウールはお鍋を洗うときによく使うモジャモジャのアレ。100円均一などで入手可。メラミンスポンジはご存知「激●●くん」

  • ウエス

    オイルを塗る時、拭き取り時などに使用します。基本的に使い捨てなのでいらなくなったTシャツなどでOK。好きな大きさにカットして使ってください。

  • メンテナンス用オイル

    家具専用のメンテナンスオイルは必須アイテム。お店て取り扱いしています。食用のえごま油や亜麻仁油等でも代用可。

  • 乾いたタオル

    棉100%のタオルが理想です。また、新しいものでなくて問題ありません。

  • サンドペーパー

    番号が大きくなるほど仕上がりが滑らかに。ざっくり整える120~150番、しっかり整える180~240番、つるつる仕上げる320~400番等があると便利です。

手順

  • 手順:1
    シミ、汚れが気になる部分をスチールウールで木目に沿って軽くこすってください。メラミンスポンジを使用する場合は、スポンジに水を含ませた後硬く絞り、木目に沿って汚れを落として下さい。
    ※乾いたウエスやタオルなどで表面の水分は必ず拭き取って下さい。
  • 手順:2
    ①の手順でも落ちない場合は、いよいよサンドペーパーの出番です。240番で木目に沿って優しく削って汚れを落としてみて下さい。
  • 手順:3
    240番でもなかなか落としきれないシミなどは120〜150番の少し荒めのサンドペーパーを使ってみて下さい。
  • 手順:4
    ④汚れが落ちたら240番のサンドペーパーでもう一度表面を整え320〜400番で表面をつるつる滑らかに仕上げてください。
  • 手順:5
    ⑤削った後に出た木の粉などをきれいに拭き取った後、オイルをウエスにしみこませ、木目に沿って木にオイルをしみこませるように拭いてください。余分なオイルは表面に浮いてくるので、しっかり拭き取ることを忘れずに!
  • ●クレヨンや鉛筆などの汚れは消しゴムで落ちる場合もあります。
  • ●オイルを染み込ませたウエスはまれに自然発火する可能性がございます。ご使用後は必ず水に浸すか焼却してください。

表面が
カサカサ
してきた!

テーブルなどは水拭きする機会も多いので、買った時と比べると、表面のオイルが抜けてカサついてきてしまいます。そんな時にはオイルを塗って優しくメンテナンスしてあげましょう。

用意するもの

  • メンテナンス用オイル

    家具専用のメンテナンスオイルは必須アイテム。お店て取り扱いしています。食用のえごま油や亜麻仁油等でも代用可。

  • ウエス

    オイルを塗る時、拭き取り時などに使用します。基本的に使い捨てなのでいらなくなったTシャツなどでOK。好きな大きさにカットして使ってください。

  • タオル

    棉100%のタオルが理想です。また、新しいものでなくて問題ありません。

  • サンドペーパー

    番号が大きくなるほど仕上がりが滑らかに。ざっくり整える120~150番、しっかり整える180~240番、つるつる仕上げる320~400番等があると便利です。

手順

  • 手順:1
    気になるシミや汚れがある場合は「シミ、汚れが気になってきた!」の①〜④を参考に事前にメンテナンスしておいてください。また、カサつきがひどい場合表面全体に軽くサンドペーパーをかけておきましょう。※仕上げようの320〜400番がおすすめです。
  • 手順:2
    オイルをウエスに染み込ませて、木にオイルを染み込ませるように木目にそって拭いて下さい。
  • 手順:3
    余分なオイルは表面に浮いてくるのでしっかり拭き取ってくださいね。
  • ●オイルを染み込ませたウエスはまれに自然発火する可能性がございます。ご使用後は必ず水に浸すか焼却してください。

打ち傷が
できて
しまった!

木は水分を含むと膨れる性質があります。その性質を利用して打ち傷を直してみましょう。

用意するもの

  • アイロン・タオル2枚

    家庭用のアイロンで問題ありません。棉100%のタオルが理想です。また、新しいものでなくて問題ありません。

  • サンドペーパー

    番号が大きくなるほど仕上がりが滑らかに。ざっくり整える120~150番、しっかり整える180~240番、つるつる仕上げる320~400番等があると便利です。

  • メンテナンス用オイル

    家具専用のメンテナンスオイルは必須アイテム。お店て取り扱いしています。食用のえごま油や亜麻仁油等でも代用可。

  • ウエス

    オイルを塗る時、拭き取り時などに使用します。基本的に使い捨てなのでいらなくなったTシャツなどでOK。好きな大きさにカットして使ってください。

手順

  • 手順:1
    打ち傷のある部分に濡れタオルを当て、上からジューっとアイロンをあててください。木の中にたっぷり水分を含ませます。
    ※濡れタオルは、少し多めの水分を含ませておくのがポイントです。
  • 手順:2
    傷の膨らみ具合を見ながら数回①の作業を繰り返します。
    ※アイロンをかけたタオルはかなり熱いので注意!
  • 手順:3
    傷が膨らんで、凹みが気にならなくなったら、水分を含んでザラザラしている表面を整えます。整え方は「シミ、汚れができてしまった」②〜③を参考にしてください。
  • 手順:4
    オイルにウエスを染み込ませ、木にオイルを染み込ませるように木目に沿って拭いて下さい。
  • 手順:5
    余分なオイルは表面に浮いてくるのでしっかり拭き取ってくださいね。
  • ●オイルを染み込ませたウエスはまれに自然発火する可能性がございます。ご使用後は必ず水に浸すか焼却してください。

柿渋仕上げの
メンテナンス
について

柿渋塗りの家具は、専用の柿渋塗料で定期的にメンテナンスすることで、効果も長持ちし、良い状態を保ちながらお使いいただけます。いつものメンテナンスより少しだけ大変ですが、ぜひ試してみてください。

用意するもの

STEP1

  • 水道水でOKです。

  • 柿渋

  • ハケ

    水性用のハケを使用してください。

  • ボウル

    この中で柿渋と水を混ぜて「柿渋液」をつくります。

  • サンドペーパー
    #240~300

    表面のよごれや小傷をとりのぞくのが目的です。

  • 乾いたタオル

    棉100%のものを使用してください。

STEP2

  • 仕上げ用ワックス (オイルでも可)

    植物性のものを使用してください。

  • お皿

    仕上げ用ワックスやオイルは必要な分のみお皿にあけて使用してください。

  • ハケ

    油性用のハケを使用してください。

  • サンドペーパー #400

    表面のケバ立ちをさっと取り除くのが目的です。

  • 乾いたタオル

    棉100%のものを使用してください。

手順

STEP1

  • 手順:1
    サンドペーパーで表面のシミや小傷を取り除きます。
    表面の状態によって、#240 ~ 300 と、サンドペーパーの 番手をあげながら整えていきます。
    ※柿渋を塗る前に、表面に気になるシミや汚れがある場合は
    「シミ・よごれが気になってきた!」の①~④を参考に事前に
    メンテナンスしておいてください。
  • 手順:2
    柿渋を2倍の水で薄めよく混ぜ合わせた「柿渋液」を準備し
    ハケで木目に沿ってまんべんなく塗ります。
  • 手順:3
    全体に塗り終わったら、表面の余分な柿渋を拭き取り
    よく乾燥させます。
    ※「柿渋を塗る→表面の余分な柿渋を拭き取る→良く乾燥させる」の一連の作業は、2~ 3 回繰り返すことで、色が濃くなり柿渋の効果も強くなります。
  • ●柿渋が充分乾燥してから、次の「STEP2」の作業を開始してください。

STEP2

  • 手順:4
    表面を触って乾燥していることを確かめ、#400 のサンドペーパーで、軽くこすってケバ立ちをさっと取り除きます。
    ※こすりすぎないように注意してください。
  • 手順:5
    お皿にワックスを用意し、木目にそってハケでまんべんなく塗っていきます。
    ※この時使用するハケは、柿渋を塗る際使用したハケと別のハケを用意してください。
  • 手順:6
    塗り終わったら、5 ~ 10 分程度待って、余分なワックスを拭き取り、充分乾燥させてください。
  • 手順:7
    乾燥させた後、さらに乾拭きすると、よりツヤがでて、
    きれいに仕上がります。
    お疲れ様でした!
  • ●ワックスを塗るときに使用したお皿やハケを洗う場合は油性塗料用のうすめ液などを使用してください。